RUPO ハガキフィーダーの故障

ハガキフィーダーが動作しないとの修理依頼。
年賀はがき作成に向けてのご依頼です。
さて、分解すると、最も問題となりそうなフィーダーリングは問題なさそう。
指先でローラーを廻して確認してみると、ガチッと引っかかる点がある。
これが問題かどうかは分解してみないとわからないが、はてさて。

CASIO CREMONA PX-11 電源 FDD故障

CASIO ワープロ PX-11

電源立ち上がりません。スイッチング素子の寿命。
パーツ探しの手間を考え、手持ちのストックの電源ユニットに交換して完了。

交換品はガラスエポキシなのでこちらの方がものはいいのでしょう。型番はサフィックスが付いていないひとつ前の機種の基板。ここらでコストダウンさせていたのでしょう。

またFDDも不動。ベルトの寿命です。

分解途中

ベルト外しました。溶けかかっています。

分解して右側の該当サイズのベルトに交換して、こちらも修理完了。多少厚みがありますが、引っ掛かりはなく、テンションの問題もありませんでした。

OASYS30AFIII NETWORK 修理

80年代のオアシスワープロの修理ですが、依頼内容は電源が立ち上がらないとのことでした。
電源が立ち上がらないのは、電解Cのパンクでした。
幸い電解C一式の交換で済みましたが、立ち上がって後に分かったことですが、問題はFDDの故障でした。2ドライブ装備されていますが、いずれも不動。

手持ちのワープロFDDで使えそうなものに交換してみましたが、いずれも不可。2DDドライブでないと認識しません。要するに1980-90年代初頭のドライブでないと使えないのです。

手持ちの2DDドライブは既に五年前に底を付いていて一台もありません。
構造は簡単なので動きそうなものを分解して修理できるか試してみました。
シーク途中で止まるので、シークモーターを交換してみました。

残念ながら、ヘッドが外周に来るとセンスしなくなります。いずれも傾向は同じでした。
仕方がないので、同時期のワープロのジャンクの出物を待つしかありませんでした。
幸い、出物が複数台入手でき、その中で実働FDDを確保でき、交換修理完了となりました。
修理完了まで半年近くかかってしまいました。
これからは、パーツの確保を考えなくてはなりません。

CASIO GT-700 ワープロで入力できなくなる

文書作成モードにすると、カーソルが動かなくなる現象。
動作不安定、電源系のトラブル。
容量抜けケミコンの交換とNiCDバッテリーの交換で安定。
症状は解消した模様であった。
どちらが効果があったのかは分からないが、とにかく修理完了。
しかし、持ち帰ったところ、まだ白地になってしまったとのこと?
疑問なれど、再度修理か?

後日談
当初のしばらくの間だけで、その後は調子良好とのこと。
持ち帰りが自転車の荷台載せであったため、半田浮きか接触不良が起きたが、定位置で置いたため、安定したのかもしれない。

Panasonic SLALA FW-U1J87 修理

起動したりしなかったりとのこと。
電源基板の右上のACコネクタは、特殊な構造でコネクタピンに差し込むタイプです。そのため、電源コードの抜き差しのたびに力が常に一方向にかかり、半田クラックが起きたようです。

恐らく直接の原因は、電源コネクタの端子の半田はがれです。

分解してはんだを盛り、その他、半田が痩せていてクラックが入っている箇所は分かる範囲で全て半田を盛り直してみました。
特に、電力消費の大きい箇所(発熱する箇所)を重点的にはんだ盛りしてみました。

U1-PRO FW-U1J82 フロッピードライブ修理

パナソニックワープロの修理依頼です。

フロッピードライブにFDを挿しても認識されません。このタイプのドライブはDDドライブではなくベルトドライブです。

まず、上半分を取り外します。

次に、プリンタユニットを外し、フロッピードライブユニットを取り外します。

右が伸び切ったベルトです。本来、メーカー純正品に換えるべきですが、メーカーのストックにもありません。そもそもメーカーで修理できないということで修理依頼が来たものです。多少形が小さめですが、新品のベルト(左側)を掛け直してみます。

ベルトを掛けてみました。掛けるためには基板を外さなければなりません。幸い、初期性能が得られ、フロッピーを読み出すことができるようになりました。